皆さんこんにちは アトリエ・ウララです。
月初めにタンスイ・ケシ珠ネックレスを修理依頼で預からせて
頂きました。
こちらがそのネックレスです。
通常は簡単なワイヤー交換での対応なんですが ネックレスを分解
していると 修理作業上 大変問題のあるネックレスである事が判明
しました。
なんとタンスイの珠に通してあったワイヤーに接着剤を塗って
後々の修理作業の事を全く考慮せずに組み上げていたんです。(驚)
何とか通してあったワイヤーを取り除く事には成功したんですが
珠の中の接着剤が妨げになって新たなワイヤーが通りません。
途方に暮れていても仕方ないので早速行動に移りました。
写真のように ピンバイスという道具に精密ドリルを装着し
59個のすべての珠に穴あけするという地道過ぎる作業を 業務の
合間を見ながら昨日までにやり遂げました!
(珠のカタチが本真珠みたいに丸くないので真珠穴あけ用の機械が
使えないんです。)
ピンバイスを人差し指で強く押さえる作業が続いたので水ぶくれが・・
しかし穴あけさえ済んだらこっちのもんです。
こちらが作業終了後のネックレス。(修理代¥2500-)
本日お客様へネックレスを返却させて頂いたのですが 修理の完成を
とても喜んで頂いたので 今回はいつもの数倍報われた気持ちに
なれました。✌️
アトリエ・ウララではこのような大変困難な修理依頼でも可能な限り
対応いたします。
他店で断られた修理品でも修理可能な場合がありますので是非ご相談
下さい ^_^